OpenFLのクローラにPlagger::Plugin::Store::Fastladder使ってみた

オープンソース版 Fastladder(以下 OpenFL)を使うと、ローカルからのロードなので先読み機能もかなり強力になっています。
もうそれは、しゅぱぱぱぱってフィード読み込めちゃって、まだまだ数千フィードも読んでない僕からしてみれば明らかに宝の持ち腐れなんですけど、移動中や学校、ネットの繋がっていないところで RSS をチェックしたいっていう願望はあったわけです。
アプリケーション版の RSS アグリゲータでもいいけど、どうせなら mixi とかはてブとかも読みたいし、Plagger したかったけどいままでは LivedoorReader つかってたので PlaggerLDR 使うとかしか方法がありませんでした。
よくわからないので、PlaggerLDR は入れなかったわけですが、OpenFL が出てきて、もうマジ ktkr でした。

とか僕の背景はどうでもいいわけですが、OpenFL のクローラを Store::Fastladder 使うための手順を書いておこうと思います。(ここでは MacOSX/Leopard を使った例を書きます)

OpenFL の DB を MySQL にする

Store::Fastladder が(おそらく)MySQL しか使えない模様だし、SQLite は数ヶ月で重くなっちゃうらしいので、ここは MySQL にしておきます。

MacOSX では dmg から入れる方法と MacPorts から入れる方法があるわけですが、僕は MacPorts からインストールしました。

sudo port install mysql5 +server

make スクリプトが延々走るのですが、それを最大化して教室でやってたらクラスの女子にキモイとか言われたので気をつけましょう。

設定ファイルを弄ります。

sudo cp /opt/local/share/mysql5/mysql/my-small.cnf /opt/local/etc/mysql5/my.cnf
sudo vi /opt/local/etc/mysql5/my.cnf

[mysqld]に次の行を追加

[mysqld]
…
default-character-set = utf8
default-storage-engine = innodb

パーミッション設定

sudo chown -R mysql:mysql /opt/local/var/db/mysql5/

データベース初期化

sudo -u mysql mysql_install_db5

MySQL のロード

sudo launchctl load -w /Library/LaunchDaemons/org.macports.mysql5.plist

起動しているかの確認

mysql5 -u root

これでウェルカムだの言われれば成功です。

OpenFL で MySQL を使うようにする

まず、OpenFL の最新版を取得してください。(→svn up しろ)

database.yml を MySQL 用にします。

cp config/database.yml.mysql config/database.yml

これを任意に設定。

adapter: mysql
encoding: utf8
database: fastladder
username: root
password:
socket: /opt/local/var/run/mysql5/mysqld.sock

と、すると幸せになれます。

設定が終わったので、データベースを初期化。

mysqladmin5 -u root create fastladder
RAILS_ENV=production rake db:migrate

rake でがーっとなんか出てきたらたぶん成功です。
ついでに、script/server -e -d production とか打ってサーバ起動しておきます。

さらにさらにlocalhost:3000とかにアクセスして、アカウントも作成しておきましょう。

DBD::mysql を入れる

DBD::mysql とか言うモジュールはそのままだと動かないそうなので、ちょっと書き換えて make し直します。

まず普通にインストールします。

sudo cpan -i  DBD::mysql

MySQL のコンフィグにシンボリックリンクを張ります

sudo ln -s /opt/local/lib/mysql5/bin/mysql_config /usr/local/bin/mysql_config

cpan の作業ディレクトリに移動

cd ~/.cpan/build/DBD-mysql-*.****/

***の部分はおのおの違うので臨機応変に

で、次のコマンドを叩く

sudo perl Makefile.PL --cflags=-I/opt/local/include/mysql5/mysql "--libs=-L/opt/local/lib -L/opt/local/lib/mysql5/mysql -lmysqlclient -L/opt/local/lib -lz -lm  -L/opt/local/lib -lssl -lcrypto"

そして make します。

sudo make
sudo make test
sudo make install

Store::Fastladder を入れる

Store::Fastladder は、まだ Plagger の trunk にはありません。
なので次の場所からチェックアウト

svn co http://svn.bulknews.net/repos/plagger/branches/fastladder-crawler/plagger/ fastladder-crawler

これが plagger でも使えるようにシンボリックリンクを張ります。

ln -s fastladder-crawler/lib/Plagger/Plugin/Store/Fastladder trunk/lib/Plagger/Plugin/Store/

これで Store::Fastladder が動くはずです。

適当に yaml 書いて Store::Fastladder すれば完璧です。

- module: Store::Fastladder
  config:
    connect_info:
      - dbi:mysql:fastladder
      - root
      - on_connect_do:
          - SET NAMES utf8
    member_id: 1

おめでとうございます。ありがとうございます。

ちなみにこれをすることによって、イントラネットな学内ウェブも OpenFL で読むことが出来ます。(学校に来たときに学校用の yaml で plagger を動かせばいいだけ)
今居るネットワークが学内なのか学外なのかを判断して、yaml を自動的に切り替えるソリューションとか作りたいですね。
学内に居たとしても Proxy を経由すればコンテンツとれるわけですが、いまいち Plagger で Proxy を通す方法が分からない・・・。

追記

日本語でおk!